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教員紹介

教員紹介

野村 勝也 専任講師 (Assistant Professor Katsuya NOMURA)

野村 勝也 1985年、兵庫県生まれ。2010年京都大学大学院電気工学専攻修士課程修了。同年、(株)豊田中央研究所入社。電力変換回路におけるEMC設計技術に関する研究、パワーエレクトロニクス分野への構造最適化法の応用に関する研究に主に従事。その間、2017年から大阪大学大学院機械工学専攻博士後期課程に入学、2019年同課程修了。2021年に関西学院大学専任講師に就任。博士(工学)。
研究室ホームページ

環境電磁工学

ゼミ風景_野村先生パワーエレクトロニクス(パワエレ)分野におけるEMC設計技術を研究しています。近年、車両の電動化・自動運転化やIoTの発展により、パワエレ分野でのEMC設計技術の重要性はさらに高まっています。勘に頼った試行錯誤に基づく従来のEMC対策ではなく、よりスマートなEMC設計技術を確立するために、実験と計算機シミュレーションの両面から研究を進めています。特に優れた構造を計算機で自動的に導出する方法であるトポロジー最適化の応用研究もさかんに進めています。

担当科目一覧

  1. 電気電子応用工学入門(学部1年前期)
  2. 基礎電気電子実験(学部1年後期)
  3. 先進エネルギーナノ工学詳論(学部3年前期分担)

KEYWORD

環境電磁工学、パワーエレクトロニクス、電磁界シミュレーション、トポロジー最適化

研究テーマ

教員紹介_野村1
教員紹介_野村2
教員紹介_野村3

研究の背景

パワエレとは電気エネルギーを使うために電力を変換する技術であり、またEMCとは電気を使う機器を安心安全に使うために「電磁ノイズを抑える」と「電磁ノイズに耐える」を両立させることを指します。例えばハイブリッドカーや電気自動車は、直流の電池で交流のモーターを回すため、電力を直流から交流に変換するパワエレ機器を搭載しています。しかしパワエレ機器が動作するとどうしても不要な電磁ノイズが生じてしまい、設計が不十分だとカーラジオの受信障害や車載電子機器の誤動作が生じる恐れがあります。そこでそのような事態が絶対に起こらないように、製品開発の際には厳しいEMC規格をクリアする必要があり、企業では必死の努力がなされています。

研究テーマと成果

製品開発は設計、試作、評価という流れで進みますが、一般にEMC性能に関しては試作後の評価の段階で問題が顕在化し、闇雲な事後対策を行い試行錯誤でなんとか規格をクリアするというのが実情です。そこで設計段階からEMC性能を保証するために、モデリングや設計手法の構築に関する研究を、実験とシミュレーションの両面から進めています。特に、最適な構造を計算機で自動的に導出する方法であるトポロジー最適化の応用研究にも積極的に取り組んでいます。

教育目標

社会の荒波を楽しんで乗りこなせる思考力と行動力を身に付けて貰えるような教育を目指します。

共同研究先一覧

大阪大学、九州工業大学

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