教員紹介
尾崎 壽紀 准教授 (Associate Professor Toshinori OZAKI)
1981年、和歌山県生まれ。2010年名古屋大学大学院工学研究科博士後期課程修了。その間、2008~2010年:日本学術振興会特別研究員(DC2)。博士(工学)。その後、2010~2013年:(独)物質・材料研究機構, 日本学術振興会特別研究員(PD)、2013~2015年:Brookhaven National Laboratory (USA), Research Associateを経て、2015年関西学院大学理工学部専任講師に着任、2019年より准教授。
現在は、超伝導材料を中心とする高機能材料の創製とその応用物性に関する研究に従事している。
研究室ホームページ
高機能材料/物性
我々は、超伝導物質をはじめとする高効率エネルギー材料の革新的機能の探求を行いながら、真機能材料を創生していきます。種々の材料プロセスを駆使することによる試料作製からその物質が起こす新原理の探索、新現象の発見と解明、そして新機能性材料の創製まで、最先端の研究を強く推進します。さらには、これら高機能性材料を用いた次世代エネルギーシステムの構築を目指します。
担当科目一覧
- 先進エネルギーナノ工学入門(学部1年前期)
- 電磁気学I(学部2年前期)
- 電磁気学演習1(学部2年前期)
- 基礎物理学実験(学部2年後期)
- 先進エネルギーナノ工学詳論(学部4年前期)
KEYWORD
超伝導、機能材料、結晶成長、ナノ構造、応用物性
研究テーマ一覧
研究の背景
現在、環境負荷の小さな、自然再生エネルギーを利用した新ネットワーク社会へのニーズが急速に高まっています。具体的には、風力・太陽光発電などの発電システムや再生エネルギー導入のためのスマートグリッドの構築、また、これらに用いられる環境にやさしい高効率エネルギー材料の開発などです。電気抵抗がゼロいう大きな特徴をもつ超伝導材料は、再生エネルギーの最大の欠点である間欠性を補う広域スマートグリッドの切り札になると同時に、新たな機能性を生みだす可能性に満ち溢れています。
研究テーマと成果
革新的高機能エネルギー材料の創生と社会利用のために、超伝導物質を中心に結晶構造・組成・電子状態に着目し、構成元素の役割を理論的・実験的に解明する。また種々の材料プロセスを駆使することで既存材料の新機能発現及び新機能性材料を創出していきます。さらには、これら高機能性材料を用いた次世代エネルギーシステムを構築します。
教育目標
グローバル化、情報化といった社会を取り巻く急激な変化に対応し、自分自身の力で未来を切り開く能力を養成します。そのために、基礎的・専門的知識の習得はもちろん、社会貢献のためのターゲット(目的)の設定、目的達成のための戦略、問題を認識し解決する力を育成していきます。
共同研究先一覧
(例)名古屋大学、物質・材料研究機構、Brookhaven National Laboratoryなど