2024年09月17日
さくらサイエンス(国際交流プログラム)でインドからの学生さんが持続可能な社会に向けた研究を体感
2024年9月11日(水)~17日(火)において、JST主催のさくらサイエンスプログラムでインドの学生を招聘し、神戸三田キャンパスで科学技術体験交流を行いました!
これまで、物質工学課程に携わる教員が関西学院大学の先端的な教育研究環境や日本文化の魅力をアジア地区の学生さんに発信してきました。2024年度は藤原明比古教授が中心となって、Sustainable Energyをテーマとし、Fuel CellやSolar Cellに関する実験・計算や大型研究施設体験などを行いました。
12日(木)は田中裕久教授、小倉鉄平教授によるFuel Cellに関する実験と計算による研究を実践しました。実験・計算を通した微視的な理解から大学に展示されている燃料電池車で実用化への展開も体感しました。
13日(金)午前は藤原明比古教授によるSolar Cellの化学的手法による物理デバイスの作製とその評価について学びました。インド人在学生が丁寧に実験の紹介をしてくれました。
13日(金)午後はシビ・ジョージ駐日インド大使も招聘し、さくらサイエンスプログラムに合わせて企画したKGU-Indiaフォーラム「関西における産官学連携を通じた日本とインドの未来」にて、参加者が日印交流への期待を発表しました。
14日(土)は関西学院大学の教員や客員教員が研究に活用している大型放射光施設SPring-8を見学しました。巨大な研究施設を体感するだけでなく、実験施設の仕組みや装置の利活用の方法まで体感しました。
15日(日)は京都での文化体験をしました。日本の科学技術だけでなく、文化、日本人のやさしさにも触れました。
16日(月)は、研究室見学や留学説明の後、プログラムで学んだ内容を3グループに分かれて報告し、プログラム後の将来展望も発表しました。発表・質疑応答後に修了式にて、参加者全員に修了証が授与されました。
17日(火)に、参加者の皆さんは関西学院大学への再来への気持ちを胸に、帰国の途につきました。双方の教職員が刺激を受け、充実した国際交流となりました。この中の学生さんが、将来、関西学院大学で学ぶために来日することを期待しています。