2024年８月24日土曜日に「ひらめき☆ときめきサイエンス」を開催しました。

「ひらめき☆ときめきサイエンス」は、「科研費」により行われている最先端の研究成果を、高校生に体験してもらうプログラムです。物質工学課程では、「環境にやさしい二次電池を作ろう！」（実施代表者：吉川浩史）というテーマのもと、事前申し込みされた21名の高校生が参加しました。

講義「新しい二次電池材料の研究開発最前線」、安全講習、そして実験「有機系材料を用いた二次電池の作製」を行いました。地球規模での環境問題やエネルギー問題を解決するうえで、環境にやさしい高性能な二次電池の開発は、重要な課題です。

受講生は、電池の基礎から最先端までを紹介する講義に熱心に聴き入り、有害かつ希少な元素を含まない有機ポリマーと、それを正極とするリチウム二次電池を自ら作製し、ダイオードなどと接続することで、充放電可能なことを体験しました。これらを通して、環境にやさしい次世代二次電池の開発最前線に触れることができたと思います。

最後に、吉川教授から受講生全員に、「未来博士号」が授与されました。